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この記事は、個人的な古い旅日記を加筆・修正し、アップしたものです。
文中に登場する交通機関や宿泊施設などは、現在では存在しない場合や、内容が大幅に変わっている場合がありますので、ご注意ください。
なお掲載している写真は、
KENKO ケンコー フィルムスキャナー KFS-500 BK ブラックでネガフィルムをデジタル化し、一部修正して使用しています。

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【1998年 北陸の旅 その3】
さいはてのバス停・木の浦から、のと鉄道の終点・蛸島へ。能登漁火ユースに宿泊。

1998年09月29日、木の浦16時55分発珠洲行き。

さいはてのバス停・木の浦からは、北鉄バスからJRバスへと路線バスの管轄が変わる。
夕闇が迫り、青みがかった空の下、たったひとりの乗客を乗せたバスは、集落を縫い、浜辺をかすめ、ひた走る。17時40分、途中の蛸島駅前で下車。

終始、乗客はひとり。。。

雨がかなり強くなってきた。天然のシャワーを浴びる駅舎。
待合室内には、どう見ても雨宿りとしか思えない地元ライダーが2名。切符販売の窓口はあるが、既に既に営業を休止して久しいように見える。
薄暗い待合室で、今日何度目かの「静寂」を得たり。
18時頃になると、雨は勢いが弱まった。雨宿りと思しきライダー2名は、そそくさと走り去って行った。
この駅は、待合室とホームが少々離れている。ホームは土手状に一段高くなっており、ホームにも屋根付きの待合室があった。
行き止まりの終着駅で、ひとりまどろむ。なんという贅沢な時間!

蛸島18時30分発、19時06分九十九湾小木下車。
さいはての駅に、折り返しの1両編成のディーゼルカーが到着した。
ロングシートとボックスシートが混ざった、ワンマン車両。いかにも第三セクターといった感じの味気なさはあるものの、暗い夜道の行き止まりに辿りついたかのような彷徨感は充分に感じられた。
この「瞬間」を買うために、わざわざここまで来たのだった。。。
18時30分、さいはての無人駅を、たったひとりの乗客を乗せたディーゼルカーが出発。途中、珠洲で高校生がどっと乗り込んできた。車内はさきほどまでの「静寂」がウソのような賑わいに。。
19時06分、今日の宿の最寄り駅・九十九湾小木で下車。
周囲はすっかり暗闇に。列車の到着時刻を事前に伝えていたため、ユースのペアレント夫人が四輪駆動の迎えに来てくれていた。
ガイドブックにはユースまでは徒歩20分とあったのだが、いざ「送迎車」に乗ってみると、この夜道で20分は少々きつい気がする。。。

紹 介 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
のと鉄道は2001年に穴水〜輪島間、2005年には穴水〜蛸島間が廃止となり、上記に登場した蛸島駅も過去のものとなっています。
現在では、近代遺産巡り?のひとつとして人気の「廃線跡めぐり」を楽しむ、という手もありますが、のと鉄道の廃駅については、makoさんが下記のほぼパーフェクトなサイトを立ち上げています。見ているだけで、廃線跡めぐりができてしまいます(笑)。

のと鉄道廃線跡めぐり
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人気の能登漁火ユースホステルにて。
前評どおり、漁港に面したこぎれいな建物である。大阪ナンバーのバイクも置いてあり、泊まり客が1人でないことを確認する。
予告どおり、やや遅めにチェックインしたため、他の泊まり客全員が夕食を食べ終わる頃に食事につく。衆人環視状態の中?1人で海の幸を食す。
この時期の平日にしては泊まり客が多く、人気ユースであることを実感。
これまた前評どおり、結構年の離れたペアレント夫婦は、奇妙な感じの「よい人」だった。
本日の相部屋のお客は、大阪ナンバーのライダーほか数人。休暇中のサラリーマンも居れば、人形劇の旅芸人?みたいな人もいた。
ユースホステルらしく、見知らぬ者どおし、他愛の無い旅話がえんえんと続く。
ここに何も無いことは、最初から分かっていた。ゆえに、旅に出るのかも知れない。旅は旅でしかない。
入り江の宿。波の音だけがエンドレスに響く。



1998年09月30日、小さな漁港の宿で朝を迎える。
7時30分、朝食。
昨日この宿に到着したときは「暗闇」だったため気が付かなかったが、宿の眼の前は見事に湾。視覚効果なのか、波の音がさらに大きく聞こえる。
そして、畳の部屋で堕落。
まさに待ち望んでいたシチュエーションなのだが、相部屋の同宿人が機関銃のようにしゃべり続けるので、ゆっくりまどろめなかった(笑)。
旅先の宿では珍しく、10時過ぎまでウダウダする。相部屋のユースホステルを選択しておきながら、自分勝手な話だが、1人になりたかった。
10時18分、能登漁火ユースホステルを出発。

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能登漁火ユースホステルは、2013年5月現在、元気に営業している模様。ユースホステル会員でなくても、一般の民宿のように泊まれます。
下記の楽天トラベルにも登録されているようですが、予約できないことが多いみたいです。

能登漁火ユースホステル

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